内田幸仁(うちだゆきひと)

内田カンパニーの短歌教室【家族のあれこれ①】

2024.07.23

先日の連休に親父の墓参りをしてきました。亡くなってからずいぶん経つけど、自分が怪我をして弱気になっていたからか。ちょっと感傷的な気分になりました。思い返すと昭和の終わりから平成の初めを駆け抜けた少年時代。令和の今のとは違う価値観、家族の在り方、父と母。少しでも書き残しておこう。あの頃の親父と同じ年齢になった自分へ。

欽ちゃんの 仮装に拍手 送る父 志村に理解 示さぬ世代

すき焼きと 天ぷら土曜の 炒飯は 親父の仕事 手出しできない

カランコロン なぜか昭和の 終わる頃 ウチの親父は 下駄を履いてた

屁が臭い 風呂の湯熱い 足臭い なんか偉そう 嫌いだった父

昔嫌い だった親父の 匂いする 今の自分を 嫌いになれない

癌だった 親父の墓に 供えるは キリンビールと 濃いめの煙草

 

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