内田幸仁(うちだゆきひと)

【立冬~大寒 生徒編②】

2023.01.27

冬の生徒編2人目。同じく中学1年生「冷え性prince」さんの作品です。

ホッカイロ 体をあたため 友情は 僕のこころに ぬくもりくれる

寒い冬には、カイロが欠かせません。ポケットの中、手袋の中でカイロは僕の体を温めてくれる。でも、その時隣にいる友人と他愛のない話をすることで、いつのまにか笑顔になり、あったまった気持ちになる。うん、よいでしょう。以前も紹介した俵万智さんの『「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ』が浮かびますね。ただ、冷え性princeさんへ。この内容だと寂しい雰囲気も出てしまうのです。ホッカイロ、友情ともに僕のこころを温めてくれるというのはOK。ただ、カイロの寿命は短いのです。すると、友情がカイロのように安っぽく、すぐ消えていくように捉えられてしまいます。だからカイロ=友情ではなく、カイロと友情を対比させてあげるとよいです。ということで、こちら。

【内田先生より返歌】
使い捨て カイロの熱さ とは違い アイツの言葉は 夜まで響く
※部活か何かで共に戦う友人の喧嘩でもしたのでしょうか。自分は悪くない、でもアイツのバスケに対する想いもよくわかる。その言葉は冷めることなく、夜にまで残る。青春ですね。

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