『街から学ぶ! ぶらり白井の「?」探訪』
2022.07.27
みなさんこんにちは。リンスタ社会科担当の白井です。
今回から始まりました私のブログは、「日々のなにげない生活の中で見つけた『?』を、社会科的な視点から解き明かしてみよう」という内容になります。
第1回目は、私たちが日々仕事に勤しんでいるリンスタのある場所についての「?」です。
リンスタがあるのは東京都千代田区、JR水道橋駅の近くです。いつもの通勤途中で気になったのが、電柱に書かれている住所。ここは「神田三崎町」と言うんです。「三崎」と言えば、神奈川県の地名を思い出す人も多いでしょう。そうなんです。この「崎」というのは、海に突き出た地形を表す漢字なのです。静岡県の御前崎など、「崎」=「岬」ということがわかる地名も数多くありますね。ところが、この場所から海までは5㎞以上離れていて、とても海に関連するとは思えません。なぜ海に関連する地名なんだろう??
そこで役に立つのが国土地理院のホームページ。ここで日本全国の地形図を見ることができるのです。さてさて、ここの地形はどうなっているんだろう・・・と地図を見てわかりました。この場所からは、3つの突き出た地形が見えるではないですか! このことから推測されるのは、「3つの『崎』が見えるところだったから『三崎』という地名が付いたのではないか」ということです。そう思って歩いてみれば、水道橋駅から神保町のほうに向かって緩やかな下り坂になっていることに気づきます。これって、海の近くによくある地形ですね。・・・というより、もしかしてここって昔は海だった?! ・・・想像は広がります。
このように、日常的に目にしていることやあたりまえと思っていることからも「?」を見つけることはできるんです。そして、それを解決するための取り組みをしてみること、これが社会を科学する・・・すなわち社会科という学問なのです。
「?」はきっとそこにある
「?」を知ればおもしろい!
みなさんも、身近な「?」を見つけて楽しんでみてください。
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