2025年の日食・月食
2025.03.04
青空に明るく輝く太陽。
これだけの青空なので傘はいらないかな、と日々当然のように空を意識して生活をしています。
日食、月食は毎年同じ日というものではないので、見られる日はニュースでも話題になっています。
中学入試問題でも、実際におきた日食や月食をテーマとした出題は毎年見られています。
ということで、2025年の日食と月食をまとめました。
2025年の日食、月食はこのようなかんじです。
概要は以下のとおりです。
■2025年3月14日
皆既月食の時間帯は15時25分から16時31分。
東京では月の出の時刻が17時47分で、皆既月食の時間帯は地平線の下です。
部分月食終了が17時48分で、東京で月が出たときにはほぼ終了となっていて、東京をはじめとする日本では直接月食を眺めることはできなさそうです。
日本よりも東に位置しているアメリカ大陸では月が出ている時間帯ですので、皆既月食を直接観測することができます。
■2025年3月29日
日食開始は17時50分で、もっとも太陽がかくれるのは19時47分となっています。
日本では太陽がしずんだあとで、日食の場合は太陽が出ている時間でもすべての地点で日食となっているわけではなく、北ヨーロッパで大きく欠けている様子を観測でき、最大9割程度太陽が月の裏側にかくれるようです。
■2025年9月8日
皆既月食開始は午前2時30分、終了は午前3時53分
1時間半程度の皆既月食で晴れていれば日本どこからでも観測可能な皆既月食です。
深夜ですので、観測するには翌日の体調にも注意が必要です。
■2025年9月22日
日食開始は午前2時29分、終了は午前6時53分。
日本では太陽が出ていない時間帯で、南半球のニュージーランドで観測できます。
ニュージーランドは日本との経度のずれが40度程度で、ニュージーランドでは早朝の時間帯です。
この部分日食は最大85%程度の太陽がかくれます。
日食や月食の仕組みをあらためて確認です。
日食は、地球から太陽を観測したときに正面に月が入ることで太陽がかくされる現象です。
人工衛星が地球を撮影した写真では、月によるまるい影が地球上にできていて、その場所で日食となっていることがわかります。
月食は地球がつくる影の中に月が入ることでおこります。
月は太陽からの光を反射して光っているので、地球の影に入ってしまうと、月は光らなくなります。
ですから、皆既月食のときの月は、月を観測できる地球上のどの場所からでも観測できます。
2024年も日本から観測できる日食はありませんでしたが、入試問題として複数の学校がとりあげていました。今年も注目してみましょう。
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