いつの季節も見かけるスズメ
2024.10.22
外に少しいるだけで汗が流れるような暑い夏がすぎて、秋の夜長。
季節のうつりかわりははやいものです。
小学4年生の理科では、それぞれの季節ごとにさまざまなものを学習します。
咲いている花、空にうかぶ雲、日の出と日の入りなどジャンルはいろいろあります。
秋といえば、見られる鳥の種類もかわってきます。
子育てを終えたツバメは南の国へと渡っていき、かわりに北からはハクチョウが到来してきます。
季節ごとの学習をしていくと、いつの季節でも見られるようなおなじみの鳥がかえって忘れ去られている、そんなことも思います。
今回は比較的よく見られるこちらの鳥です。
スズメなのですが、何かをついばんでいるような、地面において、また口ではさんで、そういう光景だったので写真に撮ってみました。そのときはわからなかったのですが、家に帰って写真を確認したら、口にくわえていたのはなんとカマキリでした。
カマキリも、私はよく探しているのですが、なかなか見つけることができず。このスズメはよく見つけることができたものだと感心しました。
私が小さいころは、家であまったごはんを皿に入れて外にだしておくと、それをスズメがつつきに来るので、それを眺めていました。最近稲作でスズメが食べにくるような話をあまり聞かないような気もしますが、調べてみると、今でもけっこうスズメに食べられてしまうようなことはけっこうあるようでした。昔話でも「舌切りすずめ」「すずめのお宿」など様々登場して馴染みのあるスズメですが、渡り鳥ではないこともあって理科の教材としての扱いはあまりありません。なので、今回はそんなスズメをあえて紹介です。
スズメは鳥類の中のスズメ目スズメ科。ヨーロッパからアジアにかけての大陸と、日本にも広く生息しています。写真にあるとおりカマキリのような昆虫も食べる一方、イネや木の実なども食べる雑食です。
1年中日本にいる鳥なので、渡り鳥ではありません。
スズメ、カラス、ハトのような1年中見られる鳥は「留鳥」とよばれています。
スズメ目がすべて留鳥かというとそういうわけではなく、渡り鳥もいます。
こちらの鳥は何かわかりますでしょうか。
受講生に写真を紹介すると、スズメ?という答えもかえってきます。
羽の色は違いますが、体の形はスズメに似ていますね。
同じスズメ目なのですが、こちらは冬鳥の一つとして学習するツグミです。冬の公園で見かけることが多い鳥です。
スズメはおなかのあたりが白いですが、ツグミは白と黒なので、そのあたりを見るとみわけやすいです。
ツグミはスズメ目ツグミ科です。
実はカラスもスズメ目カラス科となっていて、スズメ目というくくりはかなり広くいろいろな種類がいます。さえずりをきくことができる鳥が広くスズメ目となっています。
秋は様々な鳥が見られる季節でもありますから、いろいろ探してみましょう。
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