東京に2年ぶりの積雪
2024.02.06
2024年2月5日は天気予報に雪マークが。実際、昼頃から雪が降り出しました。
天気予報では昼過ぎからみぞれ、15時をすぎころから次第に雪になり積もりだすと、そのようなものだったかと記憶しています。降り始めは大粒の雪が地面におちていくもののすぐにとけてなくなっていき、土の上がうっすら白くなるくらいでした。16時くらいから次第に木々の葉についた雪が消えなくなってきました。
葉についた雪の粒がとける前に、あとから降ってきた雪がつき、次第に葉は白くなっていきました。ほぼ天気予報どおりで、予報技術の高さには脱帽です。
理科では冬の天気の特徴として、関東地方をはじめとする太平洋側は「乾燥した晴れの日が多い」と出てきます。今回のような大雪はかなりまれなケースです。関東地方が雪になるときによく聞かれる言葉は「南岸低気圧」です。日本の南を東から東北東へ動き関東地方の南の海上を通過します。
低気圧は周囲よりも気圧が低い(空気が少ない)部分で反時計回りに低気圧によって空気が吹き込む、つまり低気圧の方にむけて風がふいていきます。雪が降っていたこの時の関東地方は、南にある低気圧にむけて北風になっていました。上空に冷えた空気が北から入り込み、上空で冷やされて雪の粒となったようです。
東京では1年に1回見られるかどうかの光景ですから、雪に覆われた光景を撮ってまわりました。
こちらは以前紹介したハボタンです。紫色に光る葉の上にもしっかりと雪がのっています。
公園のパンジーは雪がのっても花びらがかくれていません。横向きに花をつけるのは雪でも昆虫に見つけてもらえる、そんな工夫かもしれません。
冬の植物を代表するサザンカ、葉も花も雪がのっていました。
気象庁によると東京都心の積雪は8cmで、2022年1月に10cmの積雪を記録して以来の5cmを超える積雪でした。
深夜には雨にかわったようで、翌朝には積もっている雪がすでに減っていました。
道路わきにははやくも小さな雪だるまが。滅多にみられない東京の積雪はぜひ手にとってみてください。転ばないようにくれぐれも気を付けて。
前回の記事はこちら
- 小学生
- グループ指導
- 個別指導