桑名正和(くわなまさかず)

10月5日はレモンの日

2023.10.02

 フライとかトンカツとかのあげものに皆さんは何をかけて食べるでしょうか。ソースが多いような気がしますが、私は何といってもレモンでして、ソースはまったくかけずにレモンだけしぼって食べています。
レモンは柑橘系の果物の1つですが、不思議なもので、なぜかレモンだけはいろいろな食材にかけて使っていますね。

 日々いろいろな記念日を調べているのですが、中でも気になったレモンの日。レモンの日は10月5日に定められています。高村光太郎の詩集「智恵子抄」の中にある「レモン哀歌」にちなんで、ということのようです。今回はレモンについてまとめてみました。

 レモンはミカン科ミカン属の常緑低木。かなりミカンに近縁な種です。低木といえば中学受験生ならおなじみ、アジサイやヤツデなど3mくらいの高さと、ひとまわり低めな樹木をさします。日本には昔から生えていたわけではなく、1873年に熱海で外国人が植えたものが最初なようで、日本にきてからの歴史はかなり浅め。日本の歴史にレモンは登場しないということになりますね。

 レモンはそのまま食べるとかなり酸っぱく感じるものが多いですが、酸味のもとはクエン酸。クエン酸といえば、高校生になると生物の時間に「クエン酸回路」を学習します。クエン酸回路とは、体内でブドウ糖が分解されてエネルギーを生み出すための体内のシステムの主要な部分。そのスタートにクエン酸があります。クエン酸をしっかりとればブドウ糖からエネルギーをうみだしやすい、ということにもなるでしょうか。疲れにはレモンがいいともそのあたりから納得できる気がします。

 レモンは特有の香りがあります。リモネンとよばれる香り成分で、レモンの皮に多く含まれています。ですから、レモンの皮をしぼるとその香りを多く感じることができます。日本でとれるレモンは秋から冬にかけて、特に10月頃は緑色をしていて、その後熟して収穫される黄色のレモンよりも香りが強め、強いといってもきついわけではなくさわやかなかんじになるので、この時期おすすめです。リモネンはリラックス効果が高く、ストレス軽減効果もありますから、受験生の皆さんの場合、秋の夜長はレモンの皮を近くにおいて、香りで気持ちを落ち着かせながらの勉強もよさそうです。

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