桑名正和(くわなまさかず)

アジサイの花が咲いているところをじっくりと

2023.07.11

 以前アジサイの花について紹介しました。さいている花をじっくりながめて、おしべ、めしべなどを観察していただけましたでしょうか。
 今回は、アジサイの花をもう少しじっくりみてみます。

青い花びらがきれいですね、といいたくなりますが、4枚に広がる青い部分は花びらではなく装飾花の「がく」でしたね。中央部分の青いつぶつぶとしたところをみてみましょう。


まるい粒のような1つ1つは「つぼみ」で、まだ開いていない状態です。
ですから、このアジサイは開花前ということになります。
つぼみをよくみると、5つにわかれるように濃い青い線が放射状についています。
このことから、アジサイが花びら5枚であることがわかります。

つづいて、こちら。

さきほどとの違いはわかるでしょうか。
ところどころ、つぼみが開いています。

 濃い青い5枚の花びらを広げた花、おしべ、めしべもあることがはっきりわかります。
 この部分だけの写真を見てもアジサイであることがわからなさそうです。

 さらに開花が進むと、

 ここまでくると満開といってよさそうですね。
 梅雨の終盤はこのような状態のアジサイを多く見るようになります。

 いかがでしたでしょうか。
 身近なところにアジサイが咲いていたら、おしべ、めしべまでじっくり観察してみてください。

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