桑名正和(くわなまさかず)

ドウダンツツジの紅葉

2023.01.06

 紅葉シーズン終盤、イチョウやモミジの葉が少なくなってくる一方で、街路樹の腰くらいの高さにある葉がいっせいに赤く染まっているのを見かけました。

 こちらはドウダンツツジとよばれるツツジ科のなかまです。
 春にはこじんまりとして小さな白い花をつけます。
 日本原産で、冬の寒さにも真夏の蒸し暑さにも強く、道路わきで水や肥料をあげていない状態でもしっかりと育つ強さをもっているのも魅力です。

  ツツジといえば、4月~5月にピンク色の花をつけて春の道を明るくしてくれる「オオムラサキ」が定番ですが、ドウダンツツジとは少し違います。
 オオムラサキなどのツツジは常緑で冬になっても葉を落としません。

 こちらがオオムラサキツツジ、冬でもしっかり緑の葉をつけていて、常緑樹であることがよくわかります。
 国道沿いでは、街路樹にツツジが植えられているところが多くあります。
 1mくらいの高さに植えられている植物の多くはツツジです。皆さんの家のまわりは何が植えられているでしょうか。

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