コスモスにはいろいろな種類がある
2022.10.04
コスモスにはいろいろな種類がある
時の流れははやいもので、道路わきにはえている植物もだんだんと秋らしくなってきました。
秋を代表する植物の1つにコスモスがあります。コスモスは、タンポポやヒマワリと同じキク科の植物です。
写真を見る限り花びらは8枚にもみえますが、実際は1枚の花びらにみえるものが「1つの花」でよくみるとたてにすじがはいっていて5つにわかれており、5枚の花びらであることがわかります。
コスモスのあわいピンク色はきれいですね。いかにも秋というか。
ただ、このコスモスは6月に見つけたものです。
道路の真ん中で、なんでこの時期にと、おもわずつっこみをいれてしまいたくなる光景でした。
調べてみると、最近早咲きコスモスが増えてきているようでした。コスモスは、1日の太陽にあたっている時間が短くなっていくことを感じ取って花を咲かせる「短日植物」で、秋分の日をすぎたあたりから見られるようになるのが一般的なのです。しかし突然変異によってその習性が失われた品種ができ、春から夏でも花を咲かせるようになって、その品種が公園に植えられることも増えているようです。
植物の世界では、ある一時期に一斉に花を開かせた方が、昆虫などのよる受粉がしやすくなるので、ばらばらと花をさかせるのはあまりのぞましいことではないのでしょうが、見ている側からすると、1年中花の光景を楽しめるのはいいのかもしれません。
一方で、こちらは秋になると濃い黄色がきれいなキバナコスモス。
都会ではピンク色のコスモスよりもこちらを多く見かけます。
キバナコスモスも「早咲き」と呼ばれるものはあるようですが、それでも9月初旬くらい。
今が秋であることを感じさせてくれるのはキバナコスモスのほうです。
キバナコスモスには、ミツバチとかヒョウモンチョウとか、花びらに似たオレンジ色っぽい色をした昆虫がよく集まってきます。
秋の夕暮れとともにオレンジ色の光景を眺めるのもいいですね。
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