黒田裕史(くろだひろし)

語彙学習を少しでも楽しむために

2023.08.30

英語の勉強というと、どうしても「単語(語彙)が覚えられない…」から嫌いだという人も少なくないと思います。本日は、少し語彙学習に関して書いてみようと思います。

英語はどうしても我々にとって「外国語」ですから、語彙を覚える必要があります。たくさんあって嫌だと感じるかもしれませんが、それだけ「言葉の数が増える」ということは「伝えられる内容も増える」ということです。ぜひ前向きに取り組みたいところです。

しかし、「単語テストのときには覚えていたのに…」など、記憶力にも限界がありますね。ということで、どれだけ忘れずにいるかということがポイントになってきます。そのために私がしている工夫を少し紹介したいと思います。

① 毎日続ける。
接触頻度が高いほど、忘れないものです。結局は「毎日か…」と思う人もいるかもしれませんが、日々の訓練に勝るものはありません。継続は力なり。私も実際に毎日単語帳を使って単語学習の時間を作っています。ぜひ単語と向き合うルーティンをつくりましょう。

② 単語を知る。
接頭辞・接尾辞などの変化形を知ることで、派生語を作れるようになったり、知らない単語に出会っても、その単語の意味を類推することができたりします。ぜひ単語がどのようなパーツからできているのかに注目してみるとよいですね。ただし、最初から接頭辞・接尾辞に頼るのは難しいと思います。ある程度の単語量の蓄積の上に気づくことも多いと思いますので、まずはある一定量の単語は覚えていきましょう。

③ ネットワークで覚える。
例えば、old という単語。反意語は2つあります。「古い」という意味であれば、反意語は new です。また、「年老いた」という意味であれば、反意語は young となります。また、new は同音異義語に knew(knowの過去形)がありますね。また、young の名詞形は youth です。このように1つの単語を学習する際にネットワークを意識すると5つの単語を頭に思い浮かべて、つながりで覚えることができます。

④ 文中・文章中で使い方を知る。
単語単独での学習も重要ですが、結局は文中・文章中で触れることになります。そうなると、単純に単語だけではなく、使い方にも意識を向けることが必要になってきますね。寧ろ、使い方に意識を向けることで「語法」と呼ばれるその語の持つ使い方の特徴を知ることもできます。

いくつか学習方法をあげてみました。ぜひ参考にしてみてください。
でも、頭でっかちにならずに、とにかく一生懸命に覚えていくことも重要だということを忘れないでくださいね。

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