熊代大地(くましろだいち)

栄養がほとんどない!?そんなことないキュウリの秘密

2022.11.18

 

はいどーも!熊代です。

久しぶりに料理の話題。

今日はこの「キュウリ」について考えていきます。

あまり知られていないのですが、
キュウリは、あるギネス記録を持っています。

それは

Least calorific fruit」=「最もカロリーが低い果物」

という記録です。

キュウリはよく「栄養価が低い野菜」として紹介されがちですが、
この記録と「可食部の95%が水分」であることが手伝って、若干の誤解を含んでいます。
(同じカロリーあたりの栄養価を比べるとナスやトマトの1.5倍ほどになるものもあります。)

そんなキュウリの最も注目すべき効果が「ダイエット」効果です!
すい臓から出るすい液にも含まれている「リパーゼ」のなかまである酵素が
キュウリに多く含まれているのです。(だから河童は痩せているのか…!)

 

ではクイズ!この酵素を効率的に摂取するための方法として適切なのは、
次のうちどれでしょう?

1 炒める   ⇒ 千切りキュウリ炒めにする
2 揚げる   ⇒ キュウリフライにする
3 すりおろす ⇒ おろしぽん酢にする

 

… どうでしょうか。

正解は…

 

3 すりおろす でした!

酵素は熱に弱いので、加熱すると壊れて効果がなくなってしまうので注意しましょう。
キュウリの酵素は、すりおろして細胞を壊すことで、効率よく摂取できるようになります。

これから寒くなって、鍋をつつく機会も増えると思いますが、
同時にサラダを作るのはおろそかになりがちです。

そんなときは、おろしキュウリのぽん酢だれで鍋を食べてみてはいかがでしょうか。

■キュウリのぽん酢だれのレシピ(量は味見をしながら調整してください)
・キュウリ(すりおろしたもの。)
・ぽん酢醤油
・お好みで追加トッピング
 ラー油、おろしにんにく、おろししょうが等。(ほんの少しでいいです)
※おろしキュウリの酵素は時間が経つと酸化して効果が弱まるので要注意。
 食べる直前にすりおろすことで更に効果的になりますよ!

この冬は、コスパもよく、
おいしく食べられてダイエット効果もあるキュウリに期待ですね!

 

キュウリは他にもこんな食べ方もありますね。

写真は我が家の自慢の「ぬか床」ちゃんです。

 ぬか床には乳酸菌を始めとした菌類が住んでいます。
その菌類が食物を「発酵」させて、栄養価を高めてくれる仕組みです。

また、食材から浸透圧によって水分が染み出ます。
このとき一度栄養素も外に出てしまいますが、それを菌類が発酵させ、
また食材の中に戻してくれるわけです。

水分が多いことで栄養を摂取しにくいキュウリですが、漬物にすることで
より効率よく栄養を摂取しやすくなるのが嬉しいですね!

最近は「ぬか漬けスターターキット」のようなものが売っているので、
簡単に始められるのがいいですね。

ぬか漬けセットを買ってきたら、まずは準備として
「しいたけ」と「とうがらし」を埋めます。
1日ほど経ったら、食べる用のキュウリなどの野菜を、少し塩もみしてから入れましょう。
※どちらも乾物の場合は水に戻しておくと良いです。
※キットによってはこれらの工程すら不要なものもあります。

くり返し使用していくことで、それまでの食材の栄養も残っていくので、
徐々に「我が家」の味に変化していくのも魅力の一つです。

家の中で発酵の様子を感じられるのもまた貴重な機会ですから、
学生の皆さんもぜひ自分のぬか床を育ててみてはいかがでしょうか。

最初の写真は、出来上がったキュウリのぬか漬けです。
鍋とぬか漬けと、相性もいいのでぜひ試してみてくださいね!

前回の記事はこちら

  • 小学生
  • グループ指導
  • 個別指導

イベント・コラム・ブログ一覧へ

お問い合わせ

受験や学習に関するご相談など、お気軽にお問い合わせください。
各種オンライン説明会も実施中です。

お電話でのお問い合わせ

0120-122-853
月~土 11:00~19:00