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大学受験 1 ヶ月前に気を付けるべきこと

2023.11.10

こんにちは!リンスタ大学受験スタッフの畑山です。

受験生にとって、直前期の学習や生活リズムはとても重要です。
自分をコントロールし、コンディションを整え、実力を最大限発揮できるよう準備しましょう。

今回は、大学受験1ヶ月前の過ごし方について、「生活面」と「学習面」2つの角度からポイントを絞ってお伝えします。

~生活面~
大学受験直前期、多くの受験生は生活リズムを崩しがちです。
夜遅くまで勉強をして寝不足になったり、食事をとらず体調を崩してしまったり…。
大事な大事な入試本番で本領発揮できないなんてことも!
直前期こそ、コンディション調整を最優先に、生活リズムを崩さないよう気をつけましょう。

(1)睡眠の質を高める。
生活リズムを整えるうえで、軸になるのは「睡眠」です。。睡眠の質を上げることで、試験当日の実力発揮に繋がります。
1か月前から、睡眠の質向上にも努めましょう。
以下、ポイントです。

就寝直前にスマートフォンを見ない!
デジタル機器の画面の強い光は睡眠を促すホルモンを出にくくするため、睡眠の質を下げてしまいます。

入浴は就寝1時間前までに済ませる。
人の体温には、皮膚表面の温度と、深部体温という内臓の温度があります。この深部体温は入浴することで一時的に少し上がりますが、その後一気に下がるときに眠気がやってきます。入浴後すぐに就寝するよりも、深部体温の下降に合わせて就寝したほうが睡眠の質を上げやすいです。

③食事は寝る3時間前までに済ませる
就寝前に食事を摂ると、消化のために胃や腸が動いてしまうため、しっかり体を休めることができません。理想は就寝の3時間前までに食事を済ませること。また、揚げ物など消化しにくいものは控え目に。

④照明の色や明るさを調整する
就寝1時間前にはオレンジがかった暖色系のライトや間接照明に切り替えるのがおすすめ。白っぽい灯りは脳が覚醒して寝つきが悪くなるので、注意です。朝は光を浴びることで目覚めもすっきり。カーテンを開け、照明を徐々に明るくするのも効果的です。

⑤昼寝は20分まで!
眠気がとれない場合、短時間の昼寝が効果的です。ただし、長く寝すぎると夜の睡眠に影響するので、1015時の間で20分間程度がおすすめです。また、昼寝の前にカフェインの入っている飲み物を摂ると、カフェインの覚醒効果が作用するので、昼寝の後も目覚めすっきりです。

起床時間、睡眠時間、就寝時間は生活リズムを整える軸です。ここまでのポイントを踏まえ、睡眠の質を高め、朝型生活を心がけましょう。
また、起床してから脳がしっかり目覚めるまでに、平均およそ3時間を要します。朝からの試験で、最初から脳をフル回転させるためにも、志望校の試験開始時刻から逆算した時間に起床できるように調整しましょう!

 

(2)食事と栄養
試験で実力発揮できるよう、適切な食事、栄養バランスや効果を考えて過ごしましょう。
以下ポイントをまとめます。

①集中力アップのカギ「糖質」
集中力アップに不可欠なのが、「脳のエネルギー源」となる「糖質」。ご飯やおもちが代表例です。
おにぎりにするとより食べやすく、しかも腹持ちが良いので、試験前の食事におススメです。
また、集中力を長時間持続させるために、エネルギー代謝に必須のビタミンB1B2などを含むアスパラやハム、さけなどを一緒にとると効果的です。

②免疫力アップで体調を万全に
入試直前期、感染症や病気から身を守るには、免疫力を高めることが重要です。免疫力が高ければ、外部から侵入する細菌やウイルスなどをいち早く認識し、異物からからだを守ることが可能に。
主に、納豆やヨーグルト、りんごやブロッコリーなどを食べることで免疫力を高められます。特に、腸内環境を整えることは免疫力を上げることに繋がります。腸内環境改善には、ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌が効果的です。

③ストレスと戦うカギ「ビタミンC
さまざまなプレッシャーやストレスと戦う受験直前期。ビタミンCには、ストレスへの抵抗力を高める働きがあります。ストレスを溜め込むとビタミンCを大量に消費し、その結果ストレスに弱くなるという悪循環を引き起こします。さらに、ビタミンCは一度に大量摂取しても身体に蓄えられず、尿として排出されてしまいます。毎日意識的に摂取して、ストレスを軽減していきましょう。グレープフルーツやいちご、オレンジなどの果物がおすすめです。

④朝食
言わずもがなですが、朝食には脳が目覚め、活発に働く効果があります。普段朝食を摂らない方も、1か月目から朝食を摂って生活を整えていきましょう。
朝、食欲がない場合は納豆卵かけごはんや卵雑炊、スープ等もおすすめです。生卵が心配な人は、温泉卵か半熟卵にしてもOK。パン派の方はサンドイッチやチーズトーストで、一度に栄養をとることも可能です。ただし、食べ過ぎには注意しましょう!
また、朝食を摂るタイミングも大事です。食べ物の消化・吸収を考慮し、朝食は試験開始2~3時間前に済ましておくのがおすすめ。消化は個人差があるので、1か月前からベストなタイミングを検討しましょう。

以下、過去のコラムもご参照ください!
食で応援!集中力を維持する受験生の食事

~学習面~
(1)過去問を使った学習
大学受験1ヶ月前は、志望校の過去問対策を中心に学習を進めていきましょう。大学入試では、大学・学部によって出題分野や形式が異なります。どれだけ過去問演習に取り組めるかが、合否を大きく左右します。志望校の過去問を解くことでその傾向がつかめると同時に、頻出分野を重点的に学習できることが最大のメリットです。
自信をもって志望校に挑戦し、後悔のない受験にするためにも、積極的に過去問演習に臨みましょう!
過去問学習のポイントを以下にまとめます。

①学習の流れ
「過去問を解く」「分析」「間違えた箇所や頻出範囲の復習」の流れで、学習を進めてください。
過去問演習の後に分析と復習の時間を確保して、正答率や間違えた箇所を記録し振り返りを行いながら、
類似問題が出題されたときに得点に繋げられるよう準備しましょう。
間違えた問題をノートに記録し、情報をまとめておくと、後でも確認しやすく、入試直前の知識確認に仕えて効果的です。

 ②時間を測って演習
入試本番を想定し、時間を測って問題演習をしましょう。また、慣れてきたら入試本番よりも10分短い時間で問題演習を行うのもおすすめです。入試本番は緊張からいつもより回答に時間がかかる可能性もありますので、普段から少し余裕をもって問題演習を行いましょう。

③できるだけ多くの過去問に触れる
受験生の中には、「過去問演習をしてもまだ解けないのでは…」という不安から、受験ぎりぎりまで過去問に触れず、インプット学習ばかりしてしまう人もいますが、大学受験は待ってくれません。できるだけ、多くの過去問に触れましょう。
また、「最新の過去問をギリギリまで温存して入試直前に解く」という方がいますが、これは危険です。最新年度の過去問は最新の出題傾向を確認する超重要な問題。最新の過去問に触れず、過去問演習を繰り返して、いざ直前期に最新の過去問を解いた時に出題傾向や問題数が変わっていたら…パニックですよね。
何となく解く「過去問の無駄遣い」は厳禁ですが、直前に過去問をため込まないよう1か月前には、積極的に過去問に挑戦しましょう。

(2)今まで取り組んできた参考書・問題集を仕上げる。
今まで取り組んできた学習を無駄にせず、最大限実力発揮していくためにも、今まで使用した参考書・問題集を仕上げましょう。今まで学んだ知識を定着させることで、自信を持って試験に臨むことができます。また、復習する中で曖昧になっていた知識はしっかり復習して、定着させましょう。
受験直前期に新しい参考書や問題集を使い始める場合、新たな知識も得られる可能性もありますが、中途半端な状態で入試に臨むのは危険ですので、やめましょう。

 

以上、大学入試1ヶ月前に気を付けるべきことを紹介させていただきました。

今までどれだけ努力して学習を進めていたとしても、直前期にどのように過ごしたかで合否は変わります。
体調にも注意しつつ、今までの努力を本番で最大限発揮するために、直前の1ヶ月、後悔のないよう学習していきましょう!

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