早慶・GMARCHを目指す高2が今やるべきこと3選 ~第2弾~
2022.11.25
前回の英単語に引き続き、今回は英文法編!
近年の私文入試において、ますます読解問題の占める割合が大きくなり、文法単独の出題は減少傾向にあります。とは言え、英文法は「英語の基本ルール」。次回お話しする「精読力」にも大きく影響を及ぼします。受験生になるまでに以下の論点をしっかりマスターしておきましょう。
【高2のうちに習得すべき事項】
①動詞語法
②態
③時制
④助動詞
⑤仮定法
⑥準動詞(不定詞・分詞・動名詞)
⑦関係詞
⑧比較
基礎期の演習用教材としては「単元別問題集」がおススメです。問題集を解く際は「ただ漫然と何となく」は絶対にNG!一問ずつ、解答根拠を淀みなく説明できるレベルを目指しましょう。以下の例題を見てください。
【例題】
(1) Do you think he ( ) his father?
a. resembles
b. is resembling
c. resembles to
d. resembles with
このような問題を解く際、どのように考えていますか?
では解答手順を見ていきましょう。
【解答手順】
以下の①~④を自分で説明できるようにする。
①まず、選択肢から「動詞」「時制」の論点であるとわかる。
※このプロセスは「単元別問題集」では不要に思われるかもしれませんが、実際の入試においては問題ごとに「どの論点か」を自身で判断する必要があるため、今から習慣化しておくべきです。
②resembleは他動詞なので前置詞は不要である。
③resembleは状態動詞なので進行形にしない。
④よって正解は resembles。
というように、全ての選択肢について「根拠を伴った判断」が出来るかどうかを確認しましょう!
よく文法問題集に関して、「繰り返すことに意味があるのか」という質問を頂きますが、このレベルで説明できるまで何度も繰り返してください。最終的には、各選択肢を吟味する際の根拠はもちろんのこと、解答に記載されている関連事項(例えば、同じ文型を取る動詞一覧の表など)などが想起できるようになるまで繰り返してほしいと思います。
一問一問このやり方を適用していくにはかなりの時間がかかりますが、裏を返せばここまでやらなければ文法の学習は意味がありません。是非参考にしてください!
さて次回は読解の基礎「精読」。一文一文を正確に解釈することの重要性と方法論をお伝えします。
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